If 仮定法の完全攻略!仮定法 早見表

If 仮定法 完全攻略!最速で仮定法を理解する

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「If~」を用いた仮定法は、中学・高校の英語の授業でも取り上げられますが、
イマイチ ちゃんと理解出来ていない、という方が多くいる印象です。

仮定法にはパターンが何パターンかあり、それがごちゃ混ぜになってしまうようです。

この主な原因として、

  • 日本の英語教育で、文法的に正しいとされるオフィシャルなIF用法は存在しながらも、
    ネイティブスピーカーはそれ以外の用法も多く使い、それぞれ異なるニュアンスを持つ
  • 日本語に訳して比較した時、現在なのか過去なのか分からなくなる

という事実があるからだと思います。

今回は、
IFのオフィシャルな正しい用法のルールと例文をリスト化しつつ、
オフィシャルではないが許されているIF用法も紹介します。


仮定法基本ルール

中学の英語の授業で学ぶような仮定法のルールを簡単に説明すると、

  1. 仮定法を用いた文章内の時制は、時制を過去にする。If節内の時制は過去形にし、
    その後の節には「would」を使います。例: I go to school . I study. (私は学校に行きます。勉強します)
    =If I went to school, I would study. (もし学校に行ったら、勉強するだろう)
  2. Be動詞が「If~,」の節中にある場合、主語に関係なく「were」になります。
    例: I am rich. I  will not work. (私は金持ちだ。働かないでおこう)
    = If I were rich, I would not work. (もし金持ちだったら働かないだろう)

仮定法の時制がイビツなのは、
「時間軸と関係ない架空(仮定)の話をしている」というシグナルを文法で表現する為に、
過去の時制にしている、と考えると良いと思います。


IF仮定法

上記の仮定法の基本リールを基に、仮定法は進行形と組合して使われる場合があります。
I大まかに分けると、下記の4パターンに当てはまります。

  • 「もし~だったら、~だろう(でしょう)」
    (もし僕が君だったら、そんなことしないだろうね)
    [If節内も、後に続く節も仮定法現在形]
  • 「もし~だったら、~しているでしょう」
    (もし俺が金持ちだったら、働いていないでしょうね)
    [If節内は仮定法現在形、後に続く節は仮定法進行形]
  • 「もし~していたら、~だろう(でしょう)」
    (もしあいつがここに座っていたら、殴るだろうね)
    [If節内は仮定法進行形、後に続く節は仮定法未来形]
  • 「もし~していたら、~しているでしょう」
    (もし今、映画館で映画を見ているとしたら、ポップコーンを食べているだろうね)
    [If節内も後に続く節も仮定法進行形]

上記に表記した4パターンの例文に対応した、実際の英文を見てみましょう。

過去以外の仮定表現

  • If I were you, I wouldn’t do that.
    (もし僕が君だったら、そんなことしないだろうね)
  • If I were rich, I wouldn’t be working.
    (もし俺が金持ちだったら、働いてないでしょうね)
  • If he were sitting here, I would punch him.
    (もしあいつがここに座っていたら、殴るだろうね)
  • If I were watching a movie at a cinema right now, I would be eating pop corn.
    (もし今、映画館で映画を見ているとしたら、ポップコーンを食べているだろうね)

仮定の話自体、現実では起こっていない話で、
現在・未来などの時間軸とは関係のない次元の話であると言えます。

しかし、過去の話や状況を振り返って、
「あの時~してたら、~だっただろうな」という話をする事は可能です。
その為、上記に示した4パターンの、過去の出来事を振り返ったバージョンが存在します。

  • 「もし~だったら、~だっただろう(でしたでしょう)」
    (もし僕が君だったら、そんなことしなかっただろうね)
  • 「もし~だったら、~していたでしょう」
    (もし俺が金持ちだったら、働いていなかったでしょうね)
  • 「もし~していたら、~だっただろう(でしたでしょう)」
    (もしあいつがここに座っていたら、殴ってただろうね)
  • 「もし~していたら、~していたでしょう」
    (もし[あの時]映画館で映画を見ていたら、ポップコーンを食べてただろうね)

上記の例のように、
過去以外の仮定表現と、過去を振り返った仮定表現が存在します。

そして日本語の例文を見て分かるように、
その話が過去の話の仮定でも、そうでなくても、「もし~、」の部分の訳は、
大抵 一緒になっています。
これが、仮定法をややこしくする原因の1つです。

日本語に訳すと表現が一緒でも、
英語だとこの「もし~、」の部分も、表現(時制)が変わります

過去を回想した仮定表現

  • If I had been you, I wouldn’t have done that.
    (もし僕が君だったら、そんなことしなかっただろうね)
  • If I had been rich, I wouldn’t have been working.
    (もし俺が金持ちだったら、働いていなかったでしょうね)
  • If he had been sitting here, I would have punched him.
    (もしあいつがここに座っていたら、殴ってただろうね)
  • If I had been watching a movie at a cinema, I would have been eating pop corn.
    (もし[あの時]映画館で映画を見ていたら、ポップコーンを食べてただろうね)

オフィシャルな仮定法のルールとして、
If節内の時節に、その後に続く節の時間軸を合わないといけない
というルールが有りますので、上記の例が正攻法の正しい仮定法のパターンです。

「もしあの時僕が君だったら、~」と過去の出来事について言うのなら、
その後に続く内容も、過去の時制に合わせます。

「俺なら、あの時そんなことしなかっただろうね」という場合は、
「俺なら(もし俺が君なら)」の部分も、「If I had been you」にしないといけません。


日本の英語教育では文法語法と見なされがちな、仮定法用法

・wasの使用

wereの代わりにwasを使う人はネイティブでも多くいます。
例: If I were rich, I wouldn’t be working. ⇒ If I was rich, I wouldn’t be working.
(もし俺が金持ちだったら、働いてないでしょうね)

・時制の不一致

「もし僕が君だったら、そんなことしなかっただろうね」と、過去の出来事の仮定を話す場合でも、
「もし僕が君だったら、~」の部分の時制が、その後に続く節の時制と一致していない(過去になっていない)場合があります。
例: If I had been you, I wouldn’t have done that.  If I were you, I wouldn’t have done that.
(もし僕が君だったら、そんなことしなかっただろうね)

・過去の話の仮定法でも、時制が正しく過去に設定されていない場合

If I were you, I wouldn’t do that.(もし私が君なら、そんな事しないだろうね)という文なのに、
発話者は、過去の出来事を回想しての発言として、使っている場合があります。
大抵の場合、過去の出来事の仮定の話なのかどうか、文脈から分かります。

例: 映画「Kick Ass」で、
「If it wasn’t for you, my dad wouldn’t be dead」と表現が出てきます。
時制的には、「もしお前がいなければ、私の父親は死なないでしょう」ですが、
映画の文脈的に、既に父親は殺された後でしたので、
「もしお前がいなければ、私の父親は死ななかったでしょう」となります。

※ “If it were not for (人/物) , I would~~~~.”は
「もし(人/物)がいなかったら(無かったら)、私は~でしょう」
という意味の固定表現です。

過去の仮定の場合、”If It had not been for (人/物), I would have~~~.”
(もし[人/物]がいなかったら[無かったら]、私は~だったでしょう)
になります。

・仮定法の文でも、動詞が過去になっていない文

”If I am rich, I will not work.”(もし私が金持ちだったら、働かないな)のように、
時制が過去になっていない文があります。
厳密にいうと、架空な非現実的な仮定はwere,wouldを使う事が適切ですが、
現実的にあり得る、条件の要素が強い仮定法は、現在形で使われる場合が多くあります。

例1: “If he knows it, he will tell you about it” (もし彼がその事を知っていたら、それについて君に言うでしょう)
例2: “If she comes to Tokyo, She will meet her old friends.(もし彼女が東京に来たら、古い友人に会うでしょう)


仮定法は、文法的にオフィシャルなルールをしっかり理解し上で、
日常会話では許されている(耳にする)パターンを把握する事で、
混乱せずに正しい用法で使えると思います。

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